マリリンさん、き、汚いっす。。

○Marylin Manson「The Beautiful People」

厳選食材お取り寄せ かわしま屋です。こんにちわ。

マリリン・マンソン

もう10年以上前だと思うんですが、スペースシャワーTVでこのビデオが
流れているのを目にしていらい、一時期はまっていました。

あらためて見直してみると、、、き、汚い。
よくぞここまで汚物にまみれる事ができますね、、と思ってしまいました。

このとんでもない負のエネルギーが
ナイフみたいにとがってた高校生の頃の俺のハートを打ち抜いたんでしょう。。。


ちょうどその時期の夏休みに、
僕は知り合いの紹介で
アメリカのノースカロライナ州にあるキリスト教の教会の
建て直しのボランティアに参加したのです。


なんでもキリスト教を良く思わない人々が、教会に火をつけてしまったらしく、
黒コゲになった教会をなんとかまた使えるように建て直そうという活動でした。


30人くらいのアメリカ人の若者と一緒に教会の宿舎に寝泊りして、朝から晩まで資材を
運んだり釘をうったりする毎日が2週間程つづきました。
日本人のボランティアは僕だけで、はじめはかなり浮いていたんですが、
何日も一緒に汗を流すうちに、なんとなく打ち解けていき
なかなか良好な関係を築く事ができました。


良い汗にまみれ、充実した毎日でしたね。
そんな日々が終わった帰りのバスで、事件は起こりました。


車中の会話で好きな音楽の話しになり、僕はカバンの中に入ったCDを何枚か
取り出して、「俺はこんなの聞いてるんだぜ」という話しをしようとしたのです。

その中にマリリンマンソンのアルバムも入っていたんですよね。
で、「これ結構好きなんだよねー」なんて言っちまったんですよ。


その一言で、車内は氷つきました。
優しかったみんなが驚愕して僕の方を見たのです。


「何でそんなの聴いてる奴がこのバスのってんだよっ!」
という雰囲気が漂ってしまったんです。
こっちを見るみんなの色鮮やかな瞳の色が急速に色を失っていくような、
そんな瞬間でした。


何故ならその時期マリリンマンソンといえば「キリスト教の敵」というイメージが
強かったからです。
ライブ会場の周りでキリスト教徒たちにデモ行進をされることもしばしばあったぐらいで。
ボランティアに参加している若者達にとってもきっと忌々しい存在だったのでしょう。
アンチクライストスーパースター」なんていうタイトルのアルバムだったし。。
その時気づけばよかったんですが。



きっと田嶋陽子さんの集会に乗り込んで、「女呼んでブギ」を熱唱するような
暴挙だったんでしょう。例えが判りづらいですが。




「このジャパニーズ、ほんとは教会を燃やしにきたんじゃねーか?」
なんて疑問がみんなによぎっていたのかもしれませんね。

ほんとにその時気づけばよかったんですが。。
あれを思い返すと申しわけない気分で胸が一杯になります。


そんなハード&ビターな思い出が詰まったマリリンマンソン。
出かけるときは絶対にこのメイクをするみたいで、
歯磨き粉ひとつ買いに出かけるときでも
2時間かけてメイクするんだそうです。

そんなマリリン、なんと来年で40歳になるようですよ。


おめでとう、マリリン!



○「女呼んでブギ」サザンオールスターズ